鎌倉市C邸
(お客様のご要望)
「お茶事をするための露地(茶庭)を作ってほしい」
(作業のポイント)
茶庭の基本を押さえつつ、お客様のお考えになっている世界観を具現化するため何度も意見を交わしました。
石や資材を一緒に京都まで出かけて探すなど、時間と手間を惜しまずに作業を進めることを心がけました。
進んでゆくごとに山の奥へと分け入っていくような景色の変化を感じていただくために、
植物、石の配置はもちろんのこと、塀の材質などにもこだわりました。
京都での6年間の修行が活かされたお庭だと思います。
施主様の感想
最初にお会いした時から真摯に要望を聞いて下さり、脱線しがちな話の中からも必ず具体的なイメージを掴み取って形にしてくださる姿勢からは、確かなプロフェッショナリズムを感じました。
前の居住者さんが置いていった不要な石を運び出す作業から始まって、少しずつ荒地のようなお庭が、茶味溢れる姿に変わっていくのを、毎日、楽しみに眺めていました。
お茶事でお招きした先生からも「良い庭師さんと巡り会えたわね」とお褒めの言葉を頂き、とても嬉しかったです。
現在は、うっすらと苔がのり始めた地面を見ながら、「年月を重ねるごとにお庭も成長してゆくんです」と樹々さんがおっしゃっていた言葉の意味を実感し、
毎日を豊かな気持ちで暮らしています。